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「スピリチュアルと権力」について 

「スピリチュアルと権力」

実はずっと関心のあるテーマです。

これは「宗教と権力」とも言い換えることができるかもしれませんが

ときに、精神世界は権力と結びつくと妙な方向に動いていきます。(精神世界に限らずかもしれませんが)


誰かの悩みに触れたり、サポートをするということは、相手を動かす力(権力)を持ちやすいのです。

相手は助かりたい一心でやってくる

その勢いを、相手の人が本来持っている力として返していこうとするか

はたまた、自分自身(や所属する何か)への依存や賞賛として取り込んでいこうとするのか

そこら辺は、最初はおそらく微妙、且つはっきりとした別れ道です。

提供する側の動機が最初は純粋だったとしても、そこに承認欲求のようなものを混ぜ合わせて何も振り返らずに突き進むと、カルトへと傾いていく可能性も出てきます。(…10年以上前になりますが、私は後に刑事事件を起こしてしまったスピリチュアル系の団体をたまたま一度目にしたことがあります。たとえ集まる人たちの潜在的な需要もなければそれは成り立たないという目で見たとしても、そういった波に乗るかどうかは自分次第だと思います)


それでは、そういう方向に向かわないように

いつでも相手を威圧感で押し出せばいいというようなものでもないと思いますが(←それはただコワイ!)

相手の状態や時期も見ながら
(「どっぷりつかったものが本当に離れられる」というような河合隼雄さんの言葉もあったりするように)

本当に必要だと感じるときには、自分から離れていけるように相手の背中を押す勇気や覚悟を持つこと

それはその活動にスピリチュアルという名前がついているかや、金銭のやり取りの有無等に関わらず

どんな手法を用いるとしても

こういった世界と関わるうえで、大切なポイントの一つになるのではないかと思います。


そして、提供する側にこのような意識があるかどうかは、わかる人にはわかると思いますし

人の相談に乗るような仕事をするうえで、(たとえそれが滅多にないことであったとしても)必要であればこういったことからも目を背けないのがプロというもの(本来の目的を見失わないという意味において)かもしれないと思います。


などと考えたりするときがあるのですが、「私は絶対大丈夫!」という言葉で終わりにしたりしないで(^^)、もちろん自分もそういったことを忘れないでいたいと思います。


志野